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「時事漫画」原画 新たに105点 大正末期の作品「日本漫画の原点」(産経新聞)

 明治後期から昭和初期にかけて日刊紙「時事新報」に掲載され、人気を博した「時事漫画」の原画が切り抜きの状態で見つかった。大正末期に書かれた風刺画や4コマ漫画などで、切り抜きを張り合わせると紙面1ページを復元できるものもある。発見した漫画評論家の清水勲さん(70)=千葉県習志野市=は「戦前の原画がこれほど見つかるのは珍しい」と話している。(小川寛太)

 今回発見されたのは、大正末期に描かれた作品。東京・神田の古書店で、切り抜きの状態で見つかった。時事漫画は、当時流行した政治風刺だけでなく、子供や女性向けも取り入れ、大正期には日曜版の別冊付録に昇格するほど人気だった。大阪で発行されていた「大阪時事新報」では、日曜版の別冊付録から人気作品だけを抜粋し、1ページにして月曜日に掲載されていたという。

 見つかった切り抜きの一部には「左上」や「三段凸版」など紙面構成に必要な指示が記されており、実際に並べてみると、大正13年1月21日、28日、2月4日、2月11日、3月3日、3月17日の6日間の紙面を再現できた。切り抜きは105点見つかり、ほかにも4日分をほぼ復元できた。清水さんは「付録から大阪用の紙面を作るために切り抜いたものではないか」と推測する。

 1月21日の紙面では、同月に就任し、大臣に貴族院議員を重用して批判を浴びた清浦奎吾首相を「盲亀」とし、カメが川で「普選」と書かれた浮木にすがる姿が描かれた。「普通選挙法を成立させることだけが、批判をかわすすべになることを描いたのではないか」(清水さん)という。大阪府出身者として初入閣した松井慶四郎外相の祝いの花輪を「鼻」でかたどり「鼻高々な様子」を風刺した作品もある。

 時事漫画の主筆を務めた北沢楽天は、日本近代漫画の元祖とも言われ、明治時代に入社した時事新報で漫画記者として活躍した。北沢の住居跡に建ったさいたま市立漫画会館に多くの作品が残されているが、「空襲や戦後の混乱を経て現存しているのは珍しい。作品の年月日まで特定できるのは非常に貴重だ」(同会館)と話す。

 清水さんによると、幕末にも漫画雑誌があったほどで日本は当時から漫画大国だった。「昭和初期にかけては漫画を新聞に載せると部数が伸びると言われたほどだった」という。同じく時事新報に掲載された4コマ漫画「ひとり娘のひね子さん」の原画87点も約4年前に見つけた清水さん。「現在、世界中から注目される日本の漫画の原点はここにある。発見を契機に戦前の漫画や漫画の歴史を見直してほしい」と話し、今後、発見された作品を広く観賞できるようにしたいという。

                   ◇

【用語解説】時事新報

 明治15(1882)年に福沢諭吉が創刊した日刊紙。明治政府や政党政治の現状を批判する記事が評価された。廃刊や復活を繰り返しながら、昭和30年に産経新聞と合同になった。

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